就職活動に必要な保証人について
就職保証人はなぜ必要なのか
身元保証人と連帯保証人に大きな違いは、責任の度合い、会社に対して大損害を出してしまった場合、その社員だけでは責任を負えない場合があります。保証人の種類、保証人が必要とされる理由について説明します。
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保証人の種類について
企業に就職する時、就職保証人の明記を求められることは決して少なくありません。そもそも保証人には、身元、連帯、物上などのいくつかの種類があります。賃貸物件やローンを契約する時に求められるのは、連帯保証人です。一方、身元保証人は本人の身元を保証するもので、就職保証人はこれに該当します。
身元保証人と連帯保証人に大きな違いは、責任の度合いです。連帯保証人の場合、本人に代わって損害金や賠償金の支払いを請求された時、これを断ることができません。
一方身元保証人の場合は、金銭の支払いを要求された時に、本人へ直接請求するよう申し出ることが可能です。参考:エージェントを使って就職を成功させよう
したがって、就職する時に必要となる身元保証人は、一定の責任を背負うものの、連帯保証人ほど大きな責任は問われません。
本人に代わって弁済した場合でも、後に本人へ返還請求することも認められています。
就職保証人が必要とされる理由
そもそも、どうして就職する時に身元保証人が必要になるのでしょうか。企業側は人を雇う時、面識がなく、全く知らない人物を採用するケースがほとんどです。万が一採用した後に社員が大きなミスを犯し、会社に対して大損害を出してしまった場合、その社員だけでは責任を負えない場合があります。
そのような時に本人に代わって弁済を求められるように、就職時の身元保証人が必要とされるわけです。しかしながら、社員のミスによって身元保証人へ弁済が求められるケースは、極めて稀です。
社員が懸命に働いた上で発生した損害については、ほとんどの場合企業側が被ってくれます。参考:就職試験を突破するための重要ポイント
あるいは部署や支店などの損害とされるため、一社員が責任を求められるケースはあまり無いのが現状です。ただし、社員が意図的に大きな損害を出した場合は、責任を問われる可能性が高くなります。