投資のパートナーとして活用できるロボアドバイザー

2019年2月21日


ロボアドバイザーとは一体何か

ロボアドバイザーはAIの応用によって生まれたロボの一種であり、投資を行うときにアドバイザーとしての役割を果たしているのが特徴です。ロボアドバイザーは基本的には、投資家の質問に対して回答を提示することや、資金運用を自動的に実施することができるシステムとして提供されています。

主な対象として考えられているのは分散投資の初心者であり、以前から行われているラップ口座で行われているサービスの延長線上にあると言えるでしょう。

ラップ口座では分散投資のアドバイザーとして投資に詳しい証券会社などのプロが対応しますが、その代わりに投資についての情報をプログラムされたロボがアドバイザーとして機能するのです。

自動化されたプログラムでの対応になるため、基本的にシステムの運用コストしかかからずにアドバイスを提供できるサービスになっています。アドバイスを受けるだけなら無料で利用できることが多く、運用を一任した場合でも安い手数料や信託報酬になっているのが一般的です。

分散投資をするための投資の知識を付けるのが大変だけれど、ラップ口座などではコストがかかってしまうのが気になるという人にとって特に有用性が高い投資サービスになるでしょう。

ロボアドバイザーの使い方

ロボアドバイザーは主に証券会社によって提供されている投資サービスです。その証券会社に口座を開設することが利用条件になっているのが基本になります。その上でサービスの申し込みを行うことでロボアドバイザーを利用した投資活動を始めることが可能です。

通常は窓口で投資の相談を行うのではなく、インターネットを介してコンピューター上で行うことになるため、インターネットの接続環境とパソコンなどの端末を準備する必要があります。

ロボアドバイザーのシステム上で投資信託の売買が行えるようになっていて、そのシステムを介して取引を行うことで売買手数料などが通常よりも安くなっているのが一般的です。ロボアドバイザーからアドバイスを受けるためには、システムにアクセスして提示される質問に答えていくだけでできます。

その結果に基いて適切な投資方針についてのアドバイスを表示してもらえるでしょう。その内容を見て自分で判断して投資商品を購入することも、運用までロボアドバイザーに任せるのも自由です。

運用を任せるとポートフォリオを管理してくれるのが基本であり、自動的にリバランスを行って常に最適なポートフォリオを維持するようにしてくれるでしょう。