クラウドファンディングのデメリットは企画の失敗、盗用の危険性

2020年6月3日

クラウドファンディングのデメリットとは

企画に携わる人脈や環境が整っていることが第一条件、アイデアをネット上の多くの人の目にさらすことになるので資金調達前に企画が盗用される恐れがあります。企画が失敗に終わる可能性、盗用の危険性について説明します。


企画が失敗に終わる可能性

起業や企画の立ち上げに有効とされるクラウドファンディングでの資金調達も良いことばかりではなく、いくつかのデメリットも存在します。

クラウドファンディングを行いたい場合は専用のプラットフォームにプロジェクトをアップすることから始まりますが、事前にそのプロジェクトがどのくらいの集客を見込めるかといった検討を重ねなければなりません。

そのためにはその企画に携わる人脈や環境が整っていることが第一条件になるので、その条件をクリアできるだけのマーケティング力がプロジェクトの提案者に問われます。

参考:クラウドファンディングの問題点

それゆえそのマーケティング力を持ち合わせていないと企画が失敗に終わることも多く、事前の準備も無駄になる可能性があります。これがデメリットです。

こういった失敗を防ぐためにはSNSなどを使った企画の周知などが有効です。SNSは集客や人脈の確保にも役立ちやすく多くの企業が利用しています。

盗用の危険性

またクラウドファンディングのデメリットとしてよく挙げられるのがアイデアの盗用です。クラウドファンディングによる企画はまだ実現していない仮のものです。

そのアイデアをネット上の多くの人の目にさらすことになるので資金調達前に企画が盗用される恐れがあり、その盗用する側の資金力のほうが大きければそのまま先を越されてしまうのです。

こういった問題が起こらないようにするためには事前にそのアイデアを守るための対策を練っておく必要があります。

参考:日本のクラウドファンディング

例えばクラウドファンディングに情報を公開する前に特許を出願しておくのも一つの手です。

また必要なものの著作権も押さえておく必要があります。これらの対策を済ませるにはある程度の期間を有するので、この準備期間をクラウドファンディングのスケジュールに組み込んでおくのも重要になります。