クラウドファンディング(寄付型)

2019年6月5日

寄付型のクラウドファンディングの良さと注意すべき点

自分が応援したいところに直接寄付が出来る!寄付する相手が本当に支援者の求めている活動を行うかどうか?寄付型のクラウドファンディングの概要と良さとクラウドファンディングにおける注意点について説明します。


寄付型のクラウドファンディングの概要と良さ

寄付型のクラウドファンディングは見返りを求めないものとなっています。

そのため、物品や金銭でのリターンが存在するクラウドファンディングとは異なります。主には、ボランティアや復興活動における資金調達手段として活用されています。参考:クラウドファンディング(投資型)

2011年3月の東日本大震災においても、注目された方法となっています。一見、募金等の一般的な寄付と変わらないのではと感じるかもしれませんが、寄付型の特徴は「自分が応援したいところに直接寄付が出来る」という点です。

一般的な寄付だと、結局自分が寄付したお金はどこに使われているのか見えづらいことも少なくありません。

しかし寄付型のクラウドファンディングでは、具体的な活動内容やお金の使用目的について納得した上で、お金を寄付することが可能です。細部に寄付が出来るという点がメリットとして挙げられます。


寄付型のクラウドファンディングにおける注意点

一見、デメリットが無いように感じる寄付型のクラウドファンディングですが、注意すべき点もいくつか存在します。

1つは、寄付する相手が本当に支援者の求めている活動を行うかどうかです。クラウドファンディングが広まっていることもあり、寄付したお金がそのまま持ち逃げされたりすることもゼロとは言えません。

そのため、支援者としては寄付する相手を見極める必要があります。加えて、外的要因によって寄付を受けた人の努力が報われず、目的が達成できない場合もあるのです。

参考:クラウドファンディング(購入型)
新興国への支援活動であると政治的な要因や紛争によって、本来の目的が頓挫することもあります。先進国でも法律の変更等で目的を果たせない場合もあります。

最後に、ふるさと納税のような、寄付をしたことによる節税の効果が発生する場合もありますが、寄付型のクラウドファンディングにおいては節税に該当しない場合もありますので、注意が必要です。